根管治療の見落としとは?精度の高い根管治療を受けるには
肉眼では根管が見つからないことがある
根管の数は前歯1本、小臼歯1~2本、大臼歯3~4本であることが一般的です。しかし、肉眼での根管治療は根管を見落としてしまうことがあります。特に、上の奥歯は4つめの根管があることが少なくありません。見落としてしまうと細菌感染が残ってしまうため、根管治療の失敗につながる可能性があるのです。
根管治療を受けても痛みや違和感がある場合、根管の見落としで治療がされていない可能性があります。肉眼では見つけることの難しい根管も、マイクロスコープを使った精度の高い治療で発見しやすくなるでしょう。
マイクロスコープの有用性
マイクロスコープは、肉眼の約3~20倍もの大きさに拡大して確認することができる歯科用顕微鏡です。暗くて狭い根管内を明るく照らし、細部や見落としている根管を発見できます。より精度の高い根管治療を受けるためには、マイクロスコープが不可欠です。
治療中は術者が見ている状況がモニターに映し出され、写真撮影や録画も可能。これらの記録をもとに、どのような治療を行っているか、今後の治療計画はどうするかなど、患者さんと共有できます。
再発しないための治療のポイント
保険の根管治療の成功率は約30~50%、自費診療で行う精密根管治療の成功率は約90%と言われています。保険診療のすべてが再発につながるわけではありませんが、根管治療は繰り返し行うことでやがて抜歯につながるでしょう。
再発しないためには、精度の高い根管治療を受けることが重要。マイクロスコープや歯科用CTなどの治療設備が整っている、根管治療専門医がいるなど野田市で信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。